センスUPアロマセラピー 【Vol.3】レモン

今年の夏はとにかく暑いですね。
毎年のセリフではありますが、それにしても24時間ずっと暑いのは、今年の夏の特徴ではないでしょうか。
熱中症予防としてこまめに水分補給をしていますが、ある程度冷えていないと喉を通りません。
冷たい飲み物は胃腸に負担をかけると言われていますが、最近では少し冷えたものの方がカラダを冷やす作用があるということで、勧められてもいます。それだけ暑いってことですね。
そんな酷暑の中では、冷たい飲み物や、冷たい麺類などのさっぱりした食事が中心な方も多いと思います。
わたしも生で食べられるサラダや、さっと火を通しただけの炒め物を多くとっています。
もちろん、これらの食事は身体にこもった熱を冷やすためにいいのですが、消化するのに時間がかからないため、
このような食事を続けていると、
胃酸の分泌も少なく、胃腸の動きが鈍くなってしまいます。
そして、この状態のまま秋を迎え、だんだん涼しくなり過ごしやすくなって、「秋の味覚」といわれるおいしいものが出始めると、食事が楽しくなって、つい食べ過ぎてしまいますよね。でも、まだ身体の準備が整っていないため、消化不良や、胃もたれ、胃痛を起こしやすくなるのです。
これらのことを予防するために、これからの食事は少しずつ温かいものを摂って、
腹八分目に済ませてみてください。
そしてしっかり噛んで、火をじっくり通した煮物などを食事に少しずつ取り入れることをおすすめします。
そして、ちょうどこの時期にオススメなアロマは 「レモン(学名:Citrus limon)」 です。
レモンの香りは老若男女問わず、馴染みのある香りですが、みなさんはどんな印象をお持ちでしょうか?
梶井基次郎の『檸檬』には
しつこかった憂鬱が檸檬の香りで、なんだか元気になったという内容が書かれています。
また、高村光太郎の『レモン哀歌』では
統合失調症を患う妻、知恵子がレモンをかじった時のシーンで
「ぱっとあなたの意識を正常にした」とあります。
レモンの香りは人を元気にさせる香りなのかもしれませんね。
元気を与えてくれて、暑い日にリフレッシュできる、爽やかな香りを持つレモン油ですが、
おもにこんな働きがあるとされています。
胃腸の働きを強化
トリートメントで今の時期の弱りやすい胃腸を元気に。
消毒、殺菌、抗ウイルス
消毒用エタノールにレモン油を入れて、キッチンの抗菌スプレーに。
または芳香浴で空気の浄化
免疫力を高める
夏カゼ予防に。
リフレッシュ効果
暑さでだらだらした気持ちをリフレッシュ
使用範囲も広く、レモン精油の価格も比較的リーズナブルなので、是非おすすめの1本です。
ただ、使い勝手のよい精油ではありますが、使用には注意が必要です。
たとえば、ご自宅のセルフケアとして植物油に希釈したものをマッサージで使用する場合、
オイルを塗った肌を直射日光に当てないようにしてください(10~12時間)。
また、レモン精油には皮膚に刺激をあたえる可能性のある成分が含まれています。
アロマバスなどお風呂に入れて使用すると、皮膚がチリチリと刺激される可能性があります。
レモン精油を正しく使用して、暑い夏を乗り切りましょう!
そして「秋の味覚」をおいしくいただけるといいですね。
気になる事などなんでも結構です。お気軽にお問い合わせくださいね。